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審美治療の前に
歯周病で歯を失い、80歳を超える頃には歯が数本しか残っていない方が多いことをご存じでしょうか。歯茎は歯の土台となる部分です。しっかり治療して状態を整え、いつまでもご自分のお食事をし、美しい歯で笑える状態を目指しましょう。
また、矯正治療をご検討いただく上で知ってほしいのは、そのメリットは歯並びが美しくなることだけではないということです。お口元全体が美しくなり、さらに磨き残しが減って虫歯や歯周病を予防することができます。美しい歯には、きれいに並んでいることとお手入れが行き届いていることが欠かせません。
そして、美のためには毎日丁寧に歯磨きすることや、歯科衛生士によるクリーニングで磨きをかけることといった、予防歯科の取り組みも重要です。お年を重ねても歯を失わないようにするとともに、ホワイトニングや美しい被せ物をした歯を白いまま保つことにも役立つからです。
ぜひ、見せ掛けでない、健康的な美しさを手に入れてください。
審美治療
審美治療は、見た目だけが目的ではありません。見た目も含めてお口全体を良い状態にする総合的な歯科医療です。歯並びや歯の色に引け目を感じている方にも、自信を持って笑顔になってもらえたらと思います。美しい状態を保つため知識を身につけ、ご自分の歯を大切にしてください。
審美治療の中でも代表的なのが、セラミック治療です。白い詰め物・被せ物の材料としてよく知られていますが、セラミックの良さは白さだけではありません。
まず、身体に優しい素材だということが挙げられます。陶器の一種であるセラミックは生体親和性が高く、金属アレルギーの心配がありません。次に、色や形を調整することができるのも魅力です。ご自分の歯の色に合わせた自然な色味を追求したり、輝くような白さに仕上げたりすることができます。形も、周囲と調和するよう調整することが可能です。
また、保険診療で使われるレジンの場合、最初は白くても年月とともに色や臭いがつきやすくなりますが、セラミックは年月が経っても黄ばんだり嫌な臭いがついたりすることがありません。さらに、セラミックでしたら歯茎が変色しないというメリットがあります。金属を使った被せ物では化学反応によって歯茎が黒ずむ場合がありますが、セラミックでしたら年月が経っても影響ありません。
健康や年月の経過も含め、セラミック治療をぜひご検討ください。
ホワイトニング
ホワイトニングは「歯の漂白」とも言われていますが、強い薬品にさらされて歯が傷むのではないかという心配はご無用です。ホワイトニングは過酸化水素の作用を利用しており、過酸化水素にはオキシドールとして使われてきた長い歴史があります。
歯科医院が提供するホワイトニングには大きく分けて2種類あり、来院していただいて施術するオフィスホワイトニングと、ご自宅で行うホームホワイトニングがあります。
オフィスホワイトニングは歯科医師や歯科衛生士が施術し、歯にホワイトニング剤を塗ってから光を照射する方法です。比較的短期間で歯が白くなるという特徴があります。
一方、ホームホワイトニングは、歯科医師が施術方法をご案内し、患者さまご本人がご自宅で実施します。一人ひとりの歯型に合わせた柔らかなマウスピースをお作りしますので、その中にホワイトニングジェルを入れ、1日約1時間お口に装着してください。テレビを見ながら、読書をしながらといった、ご都合の良い時間に取り組んでいただけます。
それぞれ特徴を踏まえ、ご自分に合った方法を選んでご利用ください。
美しい歯と歯茎のためのケア
歯と歯茎を美しく保つには、歯科医院で歯のクリーニングでケアすることがおすすめです。デイリーケアでは落としきれない汚れを機械を使用してクリーニングすることで、歯についた歯石や歯垢などの汚れを落とすことができます。クリーニング後は、歯がつるつるになり、口内がすっきりします。虫歯や歯周病予防にも役立つことでしょう。
また、歯茎が黒ずんでしまった方には、ピーリングという治療方法があります。メラニン色素を原因とする黒ずみであれば、お薬を塗って歯茎の表面を剥がすことによって、健康的できれいな歯茎に生まれ変わらせることが可能です。
ほかに、部分入れ歯の見た目が気になる患者さまのため、目立ちにくい入れ歯を提供しています。留め具を使わず歯茎に近い色の樹脂を土台にするため、入れ歯であることに他人からあまり気付かれません。樹脂には弾力があるのでお口にフィットしやすく、毎日のお手入れも簡単です。
こうしたさまざまなケアや治療により、皆さまがお口を開けて笑えるようお手伝いができたらと思います。